いよいよ情報化社会が本格的に拡大し始めていきます。そこで、私たち行政書士が情報化社会の中で、活動していくために必要なトラブル回避のための法務やセキュリティの確保に関する知識を一緒に研究していきたいと思います。
この研究を始めるに当たっては、ちょっと情報が古くなりましたが、2003年に“ぎょうせい”から出版された「電子行政の法務知識」という本とネット上で利用を許可している寺本振透弁護士(西村ときわ法律事務所)の「インターネットワーク時代の企業法務」という文書を参考に使用していきたいと思います。
- 「電子行政の法務知識」
- 「インターネットワーク時代の企業法務」
http://www.imasy.or.jp/~ume/copyright-ml/terra/Mar23-1995/ - 寺本振透弁護士の紹介
http://www.jurists.co.jp/ja/attorney/detail/sit.shtml
私たちの遠い先輩である「代書人」は、江戸後期から明治にかけての文盲社会において代筆(現代の入力代行)、代書(現代の電磁記録を含む書類の作成)のサービスを提供しました。今、私たちはIT革命のまっただ中にあり、デジタル社会に対応できない人々の被る“デジタルデバイド”を回避するためのサービスを提供することが求められています。
今後情報化社会の中ので行政書士の有用性を社会的認知に高め、制度を維持し発展させていくためには、電子行政における行政手続や電子商取引での契約法務に精通したプロフェッショナルになる必要があります。
そのためにこの連載を通じて私自身も資質を高めながら情報提供をしていきたいと思いますのでおつきあいをいただきたいと思います。