行政書士向けオンラインセミナー

業務実践講座

業務実践講座

(1)講座の開始にあたって

 これまで「プロフェッションになろう」と言うことで、“基礎編”“思考編”“創造編”というシリーズを連載してきましたが、現段階で書けることは概ね書き終わったと思います。

 『基礎編』は、“新入会員レクチュアー”と言うことで、多少手直し(表現などを)して、行政書士かながわに投稿をしましたので、近いうちに連載が始まるのではないかと思います。新入会員の皆さんには是非読んでもらいたいと思います。

 そこで、これからは、思考を変えて、実際の実務に踏み込んで私の中に蓄積された23年間のノウハウを出来るだけ分かり易く皆さんに公開をしていこうと思います。

 とは言っても『手引き』のようなものを書くつもりはありません。
 前にも書きましたが、いわゆる『手引き業務』は、今後はそれだけでは事務所の経営を維持できなくなります。

 その点を踏まえ、それぞれの業務における仕事の流れや、注意点、顧客との対応などの要領を説明していきたいと考えています。

 私達行政書士の業務は、一つの受託業務を端緒(切り口)にして様々な広がりがあります。例えば、設立 → 許可申請 → 会社法務 → 債権債務の管理や不動産管理 → 相続や一般法務といった具合です。

 それらの業務を連鎖的につなげて固定した顧客を獲得していくためには、顧客管理は欠かせませんし、顧客との信頼関係の醸成が不可欠です。

 仕事のやり方(ノウハウ)は、人それぞれなので、一概にこれがよいなどとは言えません。しかし、同じ行政書士として仕事をやっていく上で、参考になることはたくさんあると思います。

 私は、行政書士がさらに社会的な知名度を高め国民の信頼を得られる職業になっていくためには、専業率を高めることが一番の方法だと考えています。これから始めるこの講座が、一人でも多くの行政書士が専業者として立派に事務所経営できるようになるために少しでも役に立つことが出来れば望外の喜びです。

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