そこは、専門家としてやるべきことをきちんとやることによって、依頼者の信頼を得るというスタンスを確立しなければならないってことだ。
つまり、依頼者の言っていることを的確に把握して、その要求を満足させるために必要な手続を十分に説明し、そうした上で、依頼者にその手続に載っていけるかどうか(要件も含めて)を確認してほしい。
もし、依頼者の言い分が法律的に正当でなかったり、第三者に不当な影響を及ぼすようなものであれば、そのことをさらに説明し、適切な方法で手続を進めるよう説得をしなければならないということなんだ。この場合、間違っても、依頼者に迎合してはいけないよ。
あと、依頼者の信頼を得るために是非やって欲しいのは、“迅速な処理”を追求すること。例えば、普通にやれば、調査をして書類を作成するまでに1週間を要するとしたら、依頼者には1週間といっておいて、それを3日でやる努力を惜しまないで欲しいって言うことなのです。
1
2