Ozeki - Letter

第106号

Ozeki-Letter

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【会と制度を考える】        ⑤
~行政書士会の組織論~
◎『リーダーの役割』とは
目標を立て、組織化し、計画し、統制し、動機付けをし、評価をする。それらすべてに責任を負っているのが、組織のトップであり、リーダー(会長)です。
会長は、常に不確実な未来予測と不十分な経営資源の中での意思決定を迫られます。また、外部に向かっては組織の顔となり、内部に向けては信頼を構築し、人を動かさなくてはなりません。
トップマネジメントを行うということは、平凡な集団を非凡な仕事をする集団に生まれ変わらせるということでもあります。
組織トップである会長に求められることは、このトップマネジメントの実践に他なりません。つまり、組織内で活動するすべての人々の信頼関係を構築できる組織風土を生み出し、それらの人々のモチベーションを高めることに心を砕かなければなりません。
そのためには、目標を明確にし、その方向性を示すことが重要です。そのことから前回説明をした「凝集性」を高めることにつなげていく必要があります。
組織が大きくなればなるほど“仲良しクラブ”的な組織活動ではまとまりを保つことが出来なくなってきます。組織内の信頼関係を醸成し、その信頼関係の高まりによって生まれる仲の良さをコントロールし、仕事の出来る集団となるような何かを考えなければなりません。それがリーダーシップであり、仕事の方向性を与えるというリーダーとしての最も重要な仕事なのだと考えています。
ただし、いかに会長とは言え、一人で何もかも考え、リーダーシップを発揮することは出来ません。その会長のリーダシップをサポートする様々な機能が必要になります。
その機能の一番上位に位置するのが、会長を補佐する副会長ということになります。副会長は、会長のトップマネジメントを実践するマネージャーであり、会長の意図を具現化するという意味において会長と一心同体的な関係にあります。
(つづく)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

1

2

3

最近の記事

  1. てんめい尽語
  2. てんめい尽語
  3. てんめい尽語
  4. てんめい尽語
  5. てんめい尽語
PAGE TOP