Ozeki - Letter

第98号

Ozeki-Letter

【今週の一言】 4/20(水)の『てんめい尽語』から
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【地を這って考える】

今週は、神奈川県行政書士会会長選挙の立候補受付が行われています。22日までなので、届出が出そろうのは22日の夕方になるでしょう。立候補しないことを決意したもののやっぱり気にはなりますですねぇ。

今回の会長選挙は、IT革命の進行と相まって情報化社会という新たな社会システムが次々に構築されている中で、特にその目玉である「電子政府」が稼働し始める年度に行われるという重大な意義のある選挙です。つまり、この選挙で会長に選任される人は、日々起こってくる変化に対応し、制度と会組織を時代にあった形で適正に運営するという重責を担わなければなりません。

つまり、これまでにあったような“名誉職”的な考えではとても対処できないことになります。今回立候補される方々がこの点をどう理解されているのかを是非知りたいものです。従来型の“勝てばいい”式の選挙にしてはならないと思うのです。立候補をしない私がこんな事を言うのは無責任だと思われる方もいることだと思います。しかし、だからこそ、声を大にして言っていかなければならないと考えています。

昨日もここで、仕事のやり方が変わっていることを書きました。それは、肉体労働の生産性を上げるために創られたヒエラルキー型社会から知的労働の生産性を上げることによって豊かさを追求する情報化社会への構造的変化であるということなのです。従って、この社会のあらゆる組織が、ヒエラルキー思考から脱却し、ネットワーク型の思考に基づく組織への転換を迫られています。そしてその転換に失敗した組織はもはや情報化社会の中では生き残ってはいけないことになります。

だからこそ、私達は、改革を推し進めていかなければならないのです。今、行政書士という制度にとって何が一番重要な課題なのか、問題はどこにあるのか、その解決策はどうしたら生まれるのかを“地を這って考える”ことが求められている。と、私は考えます。

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【Ozeki-Letter】            2005. 4.22【第98号】
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【発行人】 行政書士法人 小 関 事 務 所
代表社員 小関典明(小田原支部会員)
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