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mail magazine Ozeki-Letter 2005.2.4 【第88号】
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小田原支部の小関です。
2005年ももう2月入りました。速いですねぇ。
先日も、読者からメールを頂きました。そこには「行政書士の仕事をまじめにやっている人たちが貧乏なのに、まず驚きました。」とありました。新規参入した皆さんには確かにそのように見えるのかもしれません。
私は「なぜ、貧乏な行政書士が多いのかということですが、プロフェッショナルとしての心構えや気概がない人が多いのだと思っています。」という意見を書いて返信をしました。
そこで、プロフェッショナルとは何かを少し書いてみたいと思います。
プロフェッショナルの定義については、色々なものがありますが、「どんな地味に見える技術・知識でもきちんと反復・習得していて、自分の仕事に誇りがあって、その仕事で食ってる人」という捉え方を支持したいと思います。
「あなたは行政書士のプロフェッショナルか?」と問われて「そうだ」と躊躇なく即答できる人は、よっぽどの自信家でない限り、きちんと実力を持って事務所経営をしている人だと思います。そうでない人は、プロフェッショナルとは何かについて真剣に考え、その「思考方法」と「行動様式」を身につける必要があります。たまたま仕事が転がり込んできて、たまたま自分が研修などで知識を仕入れた仕事で、やってみたらうまくいって顧客から感謝され、報酬ももらえた。それはそれで、喜ばしいことではありますが、そういうことでは“プロ”とはいえません。
“プロ”とは、ギャンブルのような不確実性の中で仕事をするのではなく、成功の確率を限りなく高めて成果を上げ続けることが出来なければなりません。そのためには、専門家性を高める。つまり「どんな地味に見える技術・知識でもきちんと反復・習得して」いることが必要であり、「思考し行動する技術」を身につける必要があるのです。ただ「一生懸命頑張れば何とかなる。」ということでは、この技術は身には付きません。自らを変革し、戦略的な思考の下に意識改革を進めることが重要なのです。