Ozeki - Letter

第87号

Ozeki-Letter

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mail magazine   Ozeki-Letter    2005.1.28【第87号】
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小田原支部の小関です。
前号の【今週の一言】に対して貴重なご意見をいただきました。個人メールなのですが、是非、皆さんにも読んでいただきたいと思い、勝手に引用させていただきます。あぃ、すいません。

-《引用開始》-
この2年間、支部の活動を行いながら、別の観点で組織を見てきましたが、概ね意識は以下のタイプに大別されるのではないでしょうか。
1.自身の業務が既に、確立しているので、変革はむしろ迷惑。
2.業として確立することが、一義で、直接、金になること以外は興味がない
3.資格自体を保有していることで十分
これらの人々に制度崩壊の危機を明確に認識してもらわなければなりません。
かくいう私も、しばらくは、自身の業務を通じて、実績が得られれば、それで良いという気持ちが少なからずありましたが、現在、新たに入会された方々と共に業務を行っておりますと、業務の永続性と将来について考えさせられることが多く、また、大きな市場を確立するためには、組織的な立ち居振る舞いのなかで、主張が絶対に必要であると感じています。
何のための国家資格なのか?我々は社会に対する資格の大切さや、存在の意義を、もう一度、問うていく必要があるのではないでしょうか?
制度そのものの存在感や価値観自体を問われる今日、狭い枠組みでいたずらなダンピングが行われている状況は、本来持ち得なければならないクリエイティビティを否定し、自ら制度を崩壊させている気がしてなりません。
-《引用終わり》-

読者の皆さんは、この意見を読んでどう感じるでしょう。是非考えていただきたいと思うのです。
まさに、行政書士の業務の永続性と将来を確立するためには、工業化社会から情報化社会への移行によって生まれる新たな社会システムの中での有用性(存在意義)が問われます。
遺伝子工学的には、私たちは行政書士という「種」に属します。今は「種」がどうやって生き延びるかという問題なので、「個」ではどうにもならないのです。行政書士制度という「種」が生き延びるためには、会という「組織」の力がどうしても必要なのです。

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