【今週の一言】 1/13(木)の『てんめい尽語』から
https://www.ozeki-office.com/blog/
【経審の虚偽防止システム?】
今日付けの日刊建設通信新聞の一面中段に「国交省-来年度からシステム構築」という見出しで、国交省が経審の虚偽防止のためのシステム構築を来年度から始めるという記事があります。記事によると「登録経営状況分析機関や建設業情報管理センターがもっているデータを定量的に分析し、異常値を示した業者を自動的にリストアップする」システムだそうで、リストアップされた業者からの申請に対しては、追加資料を求めた上で重点的な調査を行うとあります。
どうも国交省は、公共事業を含めた日本の建設投資に対して供給過剰となっているという認識の下に「不良不適格業者の排除」という“錦の御旗”を掲げて建設業の数量調整に躍起になっているのではないかという感じを否めません。
確かに虚偽申請そのものは許されることではありません。しかし、その背景にあるものを見極め、建設業の未来ビジョンをもって産業政策を構築することが国としての役割なのではないかと思うのです。機械的に異常値業者をリストアップし、市場から排除するだけでは問題は解決していかないのではないかと思うのです。
私も、日行連農林建設部が発行を予定している「行政書士のための経審虚偽申請防止ガイドライン」の原案作成を急がなければなりません。行政書士が、建設業の適正な経営を支援していくためには、経審制度の意味を深く理解し、その適正な運用に寄与していくことが重要であり、そのことがクライアントである建設業者の皆さんが市場から淘汰されないことにつながっていくと考えています。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【Ozeki-Letter】 2005.1.14【第85号】
(引用転載の制限はまったくございません。ただし、本文中第三者の方からの提供による引用転載部分については、除きます。)
なお、このメルマガのバックナンバーは、下記をご覧ください。
https://www.ozeki-office.com/mail-magazine/index.html
【発行人】 行政書士法人 小 関 事 務 所
代表社員 小関典明(小田原支部会員)
HP URL https://www.ozeki-office.com/
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
もし、当方からのメールがご迷惑な場合はお手数ですが、このメールの返信にて【配信中止】の旨をお書きになり送信して頂きますようお願い申し上げます。また、皆さんの周りに購読を希望される方がおられましたら私宛に『購読希望』のメールをいただけるようお知らせ頂ければ幸甚に存じます。