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【オピニオン】
~PCリテラシィーから情報リテラシィーへ~
2005年、世界的なIT革命の進行する中で、我が国は「世界最先端の電子政府」の稼働によって情報化社会へと一気に移行を始めていきます。
情報化社会では、コンピュータ(PC)・リテラシィー(パソコン操作能力)は当たり前の前提となり、いつでも、どこでもコンピュータと触れあう“ユビキタス”社会が訪れてきます。
つまり、「私はパソコンが苦手」だとか「さわりたくもない」とかとは言っていられない状況になるのです。
今、子供たちはいとも簡単にパソコンを操作し、インターネットから様々な情報を取り出したり、世界中の対戦相手とゲームを楽しんだりしています。この子供たちが成人する頃にはPCリテラシィーなどという言葉は死語になっているのかもしれません。
現在、神奈川県行政書士会では、この情報化社会への移行に対応するために「文書管理システム」を立ち上げ、情報の整理、データベース化をすすめ、会員にとって必要な情報を素早く公開するための整備をしています。この「電磁記録」(デジタルデータ)となった情報を入手し、業務の遂行に役立てるためには、コンピュータの操作能力がどうしても必要になります。
といっても、それほど難しいものではなく、ワープロ(機能)が使えれば充分に対応できる程度なのです。
パソコンを使うという最低限の能力を身につけたら、インターネットなどの通信ネットワークを使って、情報を入手することができます。そうしたら今度は、その情報を使って“資源化”する能力が必要になってきます。この能力のことを“情報リテラシィー”と言います。
これからの社会では、この情報リテラシィーが不可欠になります。特に「組織」にとっては、「情報」を資源化するために必要な改革を避けては通れません。そのために役員は、情報に通暁し、情報という道具の使い手にならなければならないのです。
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