Ozeki - Letter

第63号

Ozeki-Letter

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【制度と会を考える】

~行政書士会への帰属意識~

私達行政書士は、行政書士制度の中で業務を遂行し、日々の糧を得て生活をしています。行政書士会は、その制度の適正な運用と業務の進歩改善を目指すことを目的として活動をしています。

各都道府県行政書士会(単位会)は、一人一人の行政書士を構成員として組織されています。確かに懲戒権など弁護士会のような強い自治権はありませんが、私達の自治組織なのです。

行政書士会が対外的に制度の有用性や行政書士が提供しているサービスの内容をPRし、また、個々の行政書士の資質や専門性の向上のための研修を行い、さらには、行政や市民団体、業界団体との信頼関係を構築し、行政書士業務のスムーズな遂行に寄与しているのです。まさに、私達行政書士にとって、行政書士会はなくてはならない重要な組織なのです。

規制緩和の流れの中で、「強制会制度の廃止」が議論の俎上に載っているという情報もあります。たとえ、強制会制度が廃止されたとしても、行政書士制度を守り、発展させていくためには行政書士会は必要不可欠な組織であるといえます。

だからこそ、私達一人一人の会員行政書士が、会への帰属意識を持ち、高め、共通理解の下に団結をしていくことが必要なのです。そのために、一人一人の行政書士が“何が出来るのか”を常に考えていかなければならないと思うのです。
(つづく)
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