Ozeki - Letter

第37号

Ozeki-Letter

【今週の一言】 2/10(火)の『てんめい尽語』から
http://tenmei.pos.to/tenmei.html
【公的個人認証体験記(1)】

昨日、小田原市役所に住基カードの受け取りと電子証明書の入力をしてもらいに行く息子殿に同行して、私の住基カードの申請に行ってきました。

私の方は、申請のみなので、程なく終わったのですが、息子の方は、住基カードを交付してもらい、電子証明を申請してパスワードを打ち込み、市の職員が県との専用回線を接続している端末から電子証明書(秘密鍵と公開鍵のセット)をダウンロードし、ICチップに入力をし、その間に説明を受けるということで、やたらと手間取り、結局1時間もかかってしまいました。

市の職員がまだなれていないこともあるのでしょうが、これでは普及することはないのではないかという印象を強く持ちました。ちなみに、1月29日から受付を開始してから小田原市では息子殿で電子証明書の発行を受けた人は5人目だそうです。思わず納得してしまいました(笑)。

住基カード(電子証明付き)は、製造コストが約2,000円だそうで、その半分を国と県が負担し、市が500円、市民が500円を負担するということになっているそうなのですが、あくまで、市民は「貸与」を受けるということが原則で、市から転出する場合(市民ではなくなった場合)は返納しなければならないのですが、他の民間のカードのようにカード代金の返還は受けられません。

また、住基ネットの4情報に変更があった場合は、その時点で電子証明も失効してしまうので、新たな情報に基づいて手数料を納めて電子証明書の再発行を受けなければなりません。さらには、住基カードの有効期間は10年で、電子証明書の有効期間が3年であるため、3年ごとに市役所に行かなければならず、9年目に受けた電子証明書の扱いもまだ決まっていないとのことでした。

いずれにしても、公的個人認証の制度はまだ動き始めたばかりなので、今後の改善が待たれるわけですが、もう少し申請・発行・交付という手続きの流れをスムーズにしかも分かりやすいものにして欲しいものです。今のままでは、たぶん普及させるのはかなり困難であろうと思われます。

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【Ozeki-Letter】            2004.2.13【 第37号 】
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【発行人】行政書士 小関典明(小田原支部会員)
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