Ozeki - Letter

第30号

Ozeki-Letter

【今週の一言】 12/24の『てんめい尽語』から
http://tenmei.pos.to/tenmei.html
【新たなスキーム(枠組み)づくりを】
今年は、本当に『混沌』という言葉であらわせられる年だったように思います。去年までの何年間かは『閉塞』状態でしたが、そこから脱出できないばかりか、その上に時代の荒波が容赦なく押し寄せ、かき回された状態が『混沌』なのだという認識です。

つまり、ますますこれからの社会の方向性が見にくくなったということかもしれません。が、反面、新たな『価値観』を生み出すための胎動期なのかもしれない。と、思ったりもします。

そういう意味で、今ほど自己の確立が求められているときはないと思うのです。自分の頭で考え、自分の中で情報を咀嚼するための物差しをもっていなければ、ただただ時代の中で右往左往するだけで方向性を見失う可能性が拡大しているということだと考えています。

今、日本社会で生活するすべての人々にとって重要なことは、生きていくための“新たスキーム(枠組み)”を創り出すことだと思うのです。
これまでの従来型の概念、価値観、柵といったものからいったん自分を解き放ち、違う方向から見直してみる必要がありそうです。ただ、その際に“日本人”とは何かを真剣に考えることが大切なように思えます。

今、時代の波は、“グローバリズム”という怪物によってもみくちゃにされようとしています。しかし、このグローバリズムは、形を変えた“アメリカニズム”であることはどうやら間違いなさそうです。つまり、アングロサクソン=狩猟民族の文化が世界を席巻しようとしているという穿った見方も十分に説得力を持っているように思えます。

だからこそ、日本人=農耕民族の文化をどう守っていくのかを考えたいと思うのです。決して民族主義的な発想ではないのです。自分たちの体の中に流れ、受け継がれてきた遺伝子、そして、脳の中に培われてきた日本人としてのミーム(模倣因子)を大切にしながら新たなスキームを構築していかなければならない。と、思うのです。

来年は、まさに社会の至る所で“新たな枠組みづくり”が表面に現れて来る年だと思うのです。また、自分自身の周りでも新たな枠組みを構築をしなければならない、しなければ生き残れない状況が目に見えてくると思えるのです。このことは、口で言う(ここで書いている)ほど簡単ではありません。来年は、全力を挙げて“新たな枠組みづくり”に取り組んでいきたいと思います。そのためにも、年内に自分の構想をまとめてみたいと思います。

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【Ozeki-Letter】           2003.12.26【 第30号 】
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