Ozeki - Letter

第22号

Ozeki-Letter

【今週の一言】 10/21の『てんめい尽語』から
http://tenmei.pos.to/tenmei.html
今日は、衆議院総選挙の告示日です。
新聞の論調も、今回の総選挙の争点は、“政権交代の選択”ということに絞られつつあるようです。

二大政党論の善し悪しは別にして、私も政権交代に期待をかける一人ではあります。とはいっても、自民党も民主党も基本とする考え方は、新古典資本主義に基づく“市場経済”至上主義であり、その政策的な差異は余りよく見えては来ません。

ただ、民主党の自民党との違いは、これまでの官僚支配を打ち破り、民意を反映した形での政治主導型の政策運営を実現できる可能性の問題であると考えています。小泉自民党総裁は、「自民党は変わったのだ」と強調していますが、官僚主導型の政策運営から脱却をするには、あまりに長期にわたって政権を担ってきたための“官僚依存体質”の根が深すぎて、本質的な部分で変革が起こるにはまだまだ時間がかかりそうです。

その点では民主党は、閣僚や首相経験者がいるといえ、政党としては政権を担当した経験がないという点で、一切(?)のしがらみがないようなので、この国の政治のあり方を変えるためのインパクトは結構あるのではないか。という期待を抱かせてくれます。

いずれにしても、今回の選挙は個々のミクロ的政策というよりは、この国の社会システムの変革のあり方や方向性を決めるためのマクロ的政策選挙という位置づけが出来そうです。そういう観点から見れば、候補者個人の魅力や主張よりも、各政党が出しているマニフェストをよく読んで、政党で選ぶことが重要になってきそうです。もちろん、その候補者がその政党のマニフェストについてきちんとした理解をもっていることが大前提なのですが、そこを見極めることが難しいですねぇ。

とはいえ、今回の選挙は、初めて国民の側から“政権選択”が出来る可能性をもった選挙なので、十分に考えて投票行動を起こさなければなりません。多くの皆さんが、この選挙に意義に対する関心を高め、真剣に考えて投票行動を起こすことを期待したいと思います。
この選挙での投票率の高低は、そのままこの国の政治レベルの高低の評価につながり、この国の将来に大きく影響すると思うのです。

私も各政党のマニフェストを真剣に読んで、この選挙区の各候補者のHPを覗いてみてそこでの主張を読んでみて判断をしていきたいと思いますです。

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【Ozeki-Letter】            2003.10.31【 第22号 】
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