Ozeki - Letter

第20号

Ozeki-Letter

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【プロフェッションになろう】
~近未来を予測し、戦略を持とう(1)~

この“プロフェッションになろう”のシリーズでは、最初の6回で新人の皆さんのための入門編として基本的な事柄を書き、7回から18回まで10回にわたって“新たなプロフェッションの形を考える”と言うことで、プロフェッションとしての思考方法について書いてきました。

このシリーズは、新人の皆さんだけを対象にしているものではなく、中堅の方々やベテランの方々にも是非お読みいただきたいと思って書いています。

それは、これまでも説明してきたように、工業化社会が終焉し、情報化社会という新たな社会システムへの移行によって生まれてくる新たな『価値観』とそれに基づく『文化』の中で、私たち行政書士のあり方も大きく変わっていくので、それに対応していくためには、新人もベテランもなく、“新たなプロフェッションの形”を創出していく必要に迫られていると考えられるからなのです。

そういう意味では、ベテランも中堅も、新人もすべての行政書士が同じスタートラインにいるといってもいいのかもしれません。

とはいえ、ベテランや中堅の皆さんは、それぞれに培ってきたノウハウがあり、それを活かしながら新たな方向性を持つことが必要なのですが、そのためには、戦略を持つことが重要です。

新人の場合は、ノウハウの蓄積はないのですが、逆に新たな形のプロフェッションとして一から戦略を構築することが可能なので、ノウハウのないことは当然には“ハンデ”にならないのです。

そこで、今回からシリーズのタイトルを“近未来を予測し、戦略を持とう”ということにして、私たち行政書士の業務が、近未来の情報化社会の中でどのように変わっていくのかを考察し、そこで求められる行政書士のあり方を予測して、戦略を構築するための努力をしてみたいと思います。

「先を読め、そこから戦略思考が始まる。」
「その先に戦陣を築け、そこから戦略行動が始まる。」

これは、「戦略思考」と「戦略行動」の要諦を簡潔且つ明確に述べたものです。
(つづく)

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コーヒーブレイク(*^_^*)
【言葉の解説】
~コンプライアンス~
-Compliance-
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「法令遵守」と訳されています。不正行為を防ぎ、社会
通念や常識を守るということで、相次ぐ企業の不祥事を
受けて、内部告発を奨励する社会的な制度作りも検討さ
れています。
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コンプライアンスとは「法令遵守」の意味ですが、もちろん法律だけでなく社会常識や倫理観に反するような行為をしないということです。「企業(組織)ぐるみの悪質な不正」と人々に認識された途端に企業(組織)の存続に関わるほどの社会的制裁を受ける時代にあって、コンプライアンス精神を組織内に根付かせることは、最も重要な経営課題の一つと言うことが出来ます。

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