Ozeki - Letter

第11号

Ozeki-Letter

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mail magazine   Ozeki-Letter    2003.8.15 【第11号】
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小田原支部の小関です。

先週土曜日に小田原支部の臨時総会が開催され、前支部長の辞任に伴い私が支部長に選任されました。よろしくお願いいたします。

又、昨年度に引き続き、日行連農林建設WGの委員に推挙をいただきましたので、お引き受けしました。併せてよろしくお願いしますm(_ _)m。

総会以降、一会員として活動をしてきましたが、秋からは忙しくなりそうです。

今回の号は、夏休み中ということで、ちょっと横道にそれて見たいと思います。
横道にそれると言っても、全く関係がないことを書くわけではありません。おたのしみに。。。(謎)

しかし、昨日のいきなりの冷夏には驚きました。体がついて行きませんですねぇ。皆さんもくれぐれもご自愛下さい。

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【プロフェッションになろう】(番外)

~研修の受け方(心得編)~

県の行政書士会や、各地の支部において会員の皆さんのニーズに応じて(?)、様々な研修会や講習会が開催されています。

行政書士会の研修には、会員の皆さんのスキルをアップするということと対外的な能力担保という二つの目的があります。

このほかに、いくつかの任意団体やグループでの研修なども活発に行われています。中には「行政書士会の研修など役に立たない」などという過激な意見もあるようですが、要は、研修を受ける側の姿勢なのだと思うのです。

入会して3年ぐらいの間は、それこそあちこちの研修に参加をされる方が多いと思います。それはそれでよいのだと思うのですが、問題は、研修の受け方なのです。

私は、何度も講師をした経験がありますが、内容にもよりますが、1時間や2時間では、それほど多くのことをきちんと話すことは出来ません。(私の場合、基本的に3時間以上です。)が、そのための資料づくりや誤った情報提供にならないようにするための調査にかかる時間は、実際に話す時間の何倍もの時間を費やしています。

それだけにそれなりに内容のある話をするので、聴講される皆さんもほとんどの方々が熱心にメモをとりながら聴いていただいています。が、終了をする段階で、どこまで理解をしていただいたかは不明なのです。それこそ、考査でもしない限り、その判断はほとんど不可能だと思います。

たぶん、終わった段階では、かなり解ったつもりになっている人も多いのだと思うのですが、帰って一晩寝てしまうとほとんど忘れてしまっていることが多いのではないかと。。。(笑)

それはそれでよいのです。研修会だけで解ってしまう業務などないのですから。研修というのは、自分の勉強の端緒を見つけるためにあるのです。
興味の持てないものをいくら頑張って身につけようとしても、ほとんど絶対といってもいいくらいに失敗をします。

研修会というのは、自分にとって興味をひき、本格的に情報・知識を仕入れてみようと思うものを見つけるために参加するのだという意識が必要なのです。

それと、もっと大事なのは、研修会後の懇親・情報交換の場だと思うのです。まぁ、平たく言えば“一杯飲み会”のようなものなのですが、そこで、講師となった先輩行政書士や、他の行政書士との交流を深め、日頃から何でも聞ける・相談できるという関係を作ることが大切です。

そこで出来る人間関係が、将来のあなたの業務や事務所経営にとって必ず重要な役割を果たしてくれると思います。

せっかく、参加をした若い新入会員が研修の終了と同時に席を立って帰っていく姿を見て、なんともったいないことを。。。と、思ったりします。

昔(私が新入会員だったころ)は、今とは違い、気軽に入れる居酒屋さんもなく、セット料金が2万とか3万円もするバーやクラブが主流だったので、大変でしたが、今では、千円からでも飲んで食べれる店もあるので、それほどの負担にもならないと思いますし、その飲み代は、“本当の意味での研修”という付加価値のある投資なのです。

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【予防法務研究】は、お休みです。

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コーヒーブレイク(*^_^*)

~“みんなが君を批判しているよ”の“みんな”って何人?~

よく「みんながそう言っている」とか「みんなの意見」なんて言いますよね。そのときの「みんな」って何人だと思います?
A 3人 B 5人 C 10人 D 20人
いや、100人だと思う人もいるのかもしれません。
これは、アメリカの社会心理学者ソロモン・E・アッシュが行った実験です。

「和」を重んずる日本社会では、同調性や協調性が組織人に求められます。自分以外の人々が「全員一致」したとき「集団圧力」を感じて己の意見を引っ込め、多数に従う。と、されています。
この集団圧力を感じさせる言い方が「みんな」という言葉です。
問いかけに対するアッシュの答えは、A 3人 です。

三人寄れば文殊の知恵といわれますが、実は「三人寄れば集団の圧力」というわけです。

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【行政書士法を読む】・・・・・・・・・・(11)

総務省自治行政局行政課の二瓶博昭氏は、さらに言葉を続けて、

「またこの規定により、行政書士は契約書に代理人として署名し、契約文言の修正等を行うことができることとなる。」

としています。

微妙な言い方ではありますが、ここでは、行政書士が契約代理人となることができること、契約代理人として契約書等の修正が行える法的根拠をこの条文によって与えられた、ということが明白になったということです。

提出手続の代理と並んで、代理人として書類の作成ができるというこの改正は、行政書士の業務にとっては大きなものがあります。来るべき電子申請の時代の行政手続のあり方を考えれば、その意味は極めて重要であると思います。

また、同条3号は以下の通りです。

「前条の規定により行政書士が作成することができる書類の作成について相談に応じること。」

内容的には、この「相談業務」に関しては変更はありません。

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※ この連載は、全国建設関係行政書士協議会(全国建行協)での友人である岡山県の“行政書士八尾信一氏”の提供です。

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【今週の一言】
今週は、私の事務所の夏休みなので、これまで忙しさにかまけて読めなかった本を読んでいます。

行政書士として、と言うよりはクライアントさんの利益のために脳を鍛えなければなりません。“脳は疲れない”(糸井重里「海馬」)という言葉を信じて、“脳化社会”に対応していかなければなりません。

前回号で、感想メールがないことを書いたところ、多くの皆さんからメールをいただきました。ありがとうございました。

概ねこのメルマガはお役に立っているという評価をいただいているようです。おかげで、これからも継続していくためのエネルギーをもらったような気がします。

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【Ozeki-Letter】            2003.8.15【第11号】
(引用転載の制限はまったくございません。ただし、本文中第三者の方からの提供による引用転載部分については、除きます。)

なお、このメルマガのバックナンバーは、下記をご覧ください。
http://tenmei.pos.to/mail-magazine/index.html

【発行人】行政書士 小関典明(小田原支部会員)
HP URL  http://tenmei.pos.to/
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