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【今週の一言】
今週初めに人見さんの主宰する“kgidML”で行政書士事務所名の表記方法に関する議論がありました。
私は、これからの競争社会の中では、異業種間の業際問題が表面化してくるので、行政書士業務の内容を端的に表せる事務所名にすることは必要なことだ。と考えています。
『行政書士』という名称は、かなり市民社会に知られるようになっては来ましたが、いまだに、その職務内容については、一部の市民、企業経営者や法律関係の専門士業者に知られているくらいであるというのが実情なのです。
その中にあって、まだまだ自分の信用力だけでは競争力を持てない新人の会員の皆さんにとっては、『行政書士』という名称だけでは不足であり、『法務事務所』などの名称を使用したいという要求を持つことはよく理解できます。
これを、ベテラン、中堅の行政書士が、規制的に捉え、『表札』以外のあらゆる表記方法について問題視することは逆に現在の時代の流れの中では、自分で自分の首を絞めているのではないかと思うのです。
今後、規制緩和による『事後チェック、事後救済』社会の中で『予防法務』の担い手としての地位を確立していくためにも『代書』という言葉を連想させる『書士』という名称を変えることを視野に入れた取り組みが必要であると思うのです。
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【Ozeki-Letter】 2003.7.18【第7号】
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