昨日関東のあちらこちらで雷鳴が轟き、シャワーのような雨を降らせた上空の寒気は遠ざかり、今朝はまた夏空です。
いい加減うんざりの暑さですが、まだこれからが本番と言うことらしいので、無理をせず、酷暑を乗り切るために、飲み過ぎには注意したいと思います。皆様も暑さに負けないようご自愛下さい。
このところ、暑さも含め、精神的にも肉体的にも様々な要因があり、モチべーショーンが下がる一方で、やらなければならないことはわかっているのですが、いっこうにやる気にならず、頭がクリエィティブな状態になりません。困ったものです。
メンタルな部分が大きいのですが、あっちでもこっちでも“なぜ解ってもらえないのか”が解らないことが多く(私の思い上がりかもしれませんが・・)、ジレンマ状態です。そのためか(飲み疲れだけではない)、昨日から体中がこわばってしまい、かなり辛い状況です。この状態では、マッサージチェアーに座るとかえって筋肉を痛めてしまうので、鍼灸治療にでもかかりたい気分です。
その“なぜ”ですが、私は、これから3年~5年の間に、行政書士制度を巡る環境が劇的に変化する可能性があると思っています。規制改革会議の中間答申もそうですが、さらなるグローバル化の進展によって、日本における法律関係士業制度の在り方に関する考え方を維持することが困難になり、法曹人口の増大と相俟って強制入会制度や業務独占のあり方などの制度的変革を余儀なくされる可能性が徐々に大きくなっていると感じています。
その危機感の共有があれば、今感じている“なぜ”は起きてこないのですが、どこからもその危機感を感じることが出来ず、相変わらずのコップのなかの議論に終始していることにジレンマを感じざるを得ないのです。コップの中にいる限り、外の環境の変化に気がつくことが出来ず、ある日突然危機がやってくることになります。
まさに15年以上前から言われている“茹でガエル”になってしまうのです。
今必要なことは、今後の変化をなるべく的確に予測し、予測される危機を未然に防ぐための先回り戦略をもつことだと思うのです。が、全てが後手後手に回らざるを得ない状況の組織にそれを求めても詮無いのかもしれません。しかし、今それをやらなければ確実に近い将来、制度的危機が訪れることは明らかだと思っています。
明後日には、規制改革会議による日行連に対するヒアリングが予定されています。このヒアリングに参加される日行連幹部の皆さんが、この機に周りの環境を肌で感じ、意識を変えて危機感を持ってことに臨んで欲しいと強く願っています。