小関ブログ

無為無策、ビジョン無し

今日は曇、涼しい風が吹き、爽やかな徒歩通勤でした。

今朝の話題は、またまた値上がりし、リッター180円を超えたガソリン代。だけでなく、今日7月1日から値が上がる生活必需品が目白押しです。まったく住みにくい世の中になったものです。

賃金は相変わらずのデフレ状態で、物価は加速度的にインフレが進み、国民はどんどん追いつめられていくような感じすらします。その中での消費税増税議論には腹が立つのを通り越して唖然とした思いです。無為無策、ビジョン無しの政府にはあきれるばかりです。

一方では、産油国にマネーが集まり、空前の好景気で欲望の限りを尽くし、今や大量の資金を運用する政府系ファンドが中心となって原油価格を押し上げ、世界中の富を持ち去ろうとしています。そればかりか、あまった資金を食糧市場に流し込み、食糧物価まで押し上げることによって世界的な食糧危機を煽っているようにも見えます。

石油依存型の経済から脱却しなければ地球環境を守ることも、このインフレを止めることもできないことは明らかなことだとは思うのですが、アメリカの主導する市場至上主義をなんとかしない限り、どうにもしようがないのかもしれません。

20世紀型の開発主義やケインズ型経済にもう戻れないことは明らかであり、21世紀にふさわしい新たな哲学に基づいたポスト資本主義の経済思想に基づく社会体制を作ることを求められているのかもしれません。

多くの学者が指摘しているように資本主義は既に末期に達しており、実体経済とかけ離れたところで繰り広げられているマネーゲームによってグローバルな資金の流動性が際限なく高まり、その結果、富の集積が最大限に行われ、貧富の格差が信じられないほどになるなどという世の中は、到底受け入れられるものではありません。人類はそこまで愚かではないだろうとは思うのですが、、、

新たな哲学をもち、ポスト資本主義を標榜する救世主は、表れるのでしょうか?

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