昨日は、結局雨は降らず、今日も曇です。気温は20度まで上がる予報ですが、いまはまだ涼しい午前です。
昨日、小沢一郎氏は、民主党の代表慰留を受け入れたようで、今朝はその話題で新聞もTVももちきりです。まぁ、悪口から今回の騒動は民主党をまとめる戦略だったのでは・・・と言う話まで、いろいろな評価があるものだと感心します。
辞任を“けじめ”と称して、役員会にその扱いを一任したことや、辞任会見後も都内のホテルに居続けたことで、最初から辞任というパフォーマンスで党内世論をまとめ自身への信任を取り付けたのではないかという穿った見方が出来ないこともなさそうですが、もし、そうだとしたら、大した戦略家だなぁと思います。
このことで、民主党に対する国民の信頼が大きく傷ついたと言う見方もあるようですが、一昨日書いたように“雨降って地固まる”的解決が出来れば逆に国民の信頼、支持は拡がるのではないかという見方を現段階では支持したいような気がしています。
むしろ、問題は、マスコミのあり方で、今回の“大連立”構想を仕組んだフィクサーがナベツネ氏と言うことが本当ならば、なにをか言わんやの世界ですし、マスコミの流す情報が記者、ディレクター、コメンテーターと言ったマスコミ人個々のの意見・主張が付加されたものであったり、一方的な取材を元にそれらしく形にしたものであれば、世論をミスリードする可能性が高いわけですから、良識ある知識人はマスコミを鵜呑みにしないことが常識となっているようです。
報道というのは、真実を正確に伝え、国民の“知る権利”に応えることが使命であるはずです。報道を通じて自分たちの意見や主張を展開し、世論形成をはかろうとすることは本来の報道姿勢とは違うような気がします。
今朝のTV報道で改めて感じたのは、政治に関する報道以上に“亀田問題”をいつまでも追いかけ、まるで彼らのヒーロー復活を望んでいるような報道の仕方やインタビューでの質問内容、それに対する相も変わらぬ言い方で答えている興毅選手を見て、何らかの意図を持ったマスコミの怖さを感じました。