小関ブログ

事後救済社会=冷たい社会。

今日は、朝からどんよりと曇っています。歩いてくる途中、ぱらぱらと降ってきましたが、今のところ本降りにはならないようです。午後からは荒れ模様の天候になるようです。
しかし、今朝も異様に暖かいです。なので、この冬(?)初めてコート(ジャンパー)なしで歩いてきました。それでも少し汗ばんでいます。予報どおりであれば、明日からは冬型になり少し寒さが戻ってくるようですが、どうなんでしょう。なんだか桜の開花も早まりそうですねぇ。
今週は、明日が午前中正副会長会で午後からは部長会なので、一日横浜です。今日を含めて明日以外は事務所で執務です。水曜日は夕方に相続の打合せがあり、金曜日は、2回目(2ブロック目)の歯茎の外科的治療です。1回目が右下奥だったので、この次は左下奥になりそうな予感です。
ところで、このブログの画面パターンが変わりました。サーバーが変わったのを機に息子殿がいろいろとやってくれたようで、私も今朝、「変わったよ。」といわれてびっくりです。本人としては前のデザインで良かったのですが、3列で、いろいろなものをつけたようなので、読者にとっては、色々楽しめるようになったようです。まぁ、これからもめげずに書いていくので、よろしくお願いいたします。
いよいよ統一地方選挙が近づいてきました。なので、TVでも政治的な話題が増えています。特に「格差社会」についていろいろなことがいわれています。一体誰がこんな社会を望んでいるのでしょう。小泉内閣ができた当初、竹中大臣(当時)が「結果の平等から機会の平等へ」というスローガンを掲げ、市場競争至上主義をこの社会に持ち込んだわけですが、それが「勝ち組、負け組」という区分を生み出し、勝てる者だけが優位性を確保できる社会を創ってきたように思えます。
競争の激化によって、極めてギャンブル性の高い社会になってきたわけですが、ギャンブルは、もてる者には有利だが、ぎりぎりで勝負をする者にとっては、負ければ極めて過酷な世界が待っているというのが現実なのだと思います。こんな社会では、人心が荒み、秩序だった行動をとれない人が増えていくのは必然だとも思えてきます。
その上、規制による事前予防社会から規制緩和による事後救済社会へ移行しているわけですからもてる者の横暴はますますひどくなり、それによって虐げられる人々がますます増えていく構図が見えてきます。年金制度や生活保護制度の中で起こっている問題は、まさにそのような構図の中で起こっているのだと思います。
事前規制のない事後救済社会=冷たい社会。これが、国民の望んでいる社会なのでしょうか?
少し立ち止まって考えてみる必要があるように思えます。
私たち専門士業という立場で活動する人間は、この格差社会の中で勝ち組ではない弱い立場の人々の権利を擁護し、義務の履行をどう支援していくかに常に目を向けていかなければならないと思うのです。

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