小関ブログ

商業・法人登記の解放問題

今朝は、雲一つない青空が広がっています。まさに「天高く馬肥ゆる秋」ですねぇ。
昨日は、朝10時から午後5時まで、日行連「規制改革・民間開放推進委員会」でみっちりと議論をしてきました。疲れましたです。主な議題は、「商業・法人登記の行政書士等への解放」に関するもので、昨日の第1回委員会の前に、すでに内閣府の規制改革・民間開放推進会議“規制見直し基準WG”のヒアリングを受けていたので、その内容及び追加資料の提出について協議がなされました。
この件に関しては、WGと法務省担当官との議論の経過を見ても、日司連よりも法務省がかたくなに拒んでいるようです。まぁ、法務省は司法書士制度を守る立場にあるわけですから当然といえば当然なのですが、一筋縄でいく問題ではなさそうです。
営利会社のための商業登記に関しては、司法書士が登記申請書の作成・申請代理を独占していることによって、実体法上の手続に関する議事録等の書類作成を行政書士や他の資格者が行っているにもかかわらず、登記申請手続だけが分離されているために余分な費用・時間がかかっています。特に許認可が絡む事業体については、司法書士に許認可の根拠法令等に関する知識がないために、様々な不都合が生じており、また、公益法人や協同組合等の設立や変更等の法人登記に関しても、登記は単なる公示の手段に過ぎず、実体的な手続は司法書士以外の資格者が関与している場合がほとんどで、登記手続だけを分離する必要性はなく、国民の利便性という観点からもその独占の弊害を緩和する必要があることは明らかあると考えています。
司法書士は、司法制度改革の中で、簡易裁判所の訴訟代理権を獲得し、新たなマーケットを開こうとしています。互いに共存し、制度を維持発展させていくためにも独占の一部を緩和し国民の利便性の向上のために士業間で協力し合える環境を作るべきであると思うのです。
今週は、毎日出ずっぱりの状態で、結局またしてもメルマガを発行することが出来ません。継続をする意思は持ち続けているので、ご理解を頂きたいと思います。と、いうことで、今日も午後から横浜(書士会)にお出かけです。

最近の記事

  1. てんめい尽語
  2. てんめい尽語
  3. てんめい尽語
  4. てんめい尽語
  5. てんめい尽語
PAGE TOP