今日は、朝からぎんぎんです。このところの暑さ続きの中でかなりばて気味です。今日の最高気温の予報は34℃。昼から横浜行きなのできっついですねぇ。
このところ、国会の郵政民営化法案の参議院決議を巡る攻防の話題で持ちきりです。が、10年後に民営化するという法案を今なぜこれほど強引に通さなければならないのか理解に苦しみます。小泉総理在任中にどうしても決めておきたいという気持ちはわからないではないのですが、肝心の法案の中身が曖昧で、国会答弁でも口約束のようなやりとりばかりで、国民が理解できるような解説はほとんどありません。
今回の参議院決議を巡る駆け引きでも、法案中身で賛否を問うのではなく、否決=解散という前提で、解散による政治空白は避けなければならないとか、解散総選挙になったら自民党が大敗するとかの議論だけが選考しているような報道しか聞こえてきません。なんだか“改革”と言いながら国民のコンセンサスはそっちのけで、相変わらず、“永田町の常識”だけが優先されているように見えるのは私だけでしょうか。
郵政民営化の問題は、郵貯、簡保から財政投融資という名目で元の大蔵省資金局から各省庁の外郭にばらまかれ、その資金が、それらの外郭団体から系列下にある天下り会社に流れ膨大な国の借金を生み出していると言うことから、その是正のために進められてきたと認識をしてきたのですが、その資金の流れはすでに入り口での規制ができるようになっているとのことですので、なぜ、公社化が終わったばかりの今の時点で民営化を急いでいるのかが判りません。
まさに、新古典資本主義派の学者である竹中大臣による“マーケットソリューション”そのものの考え方なのでしょうが、資本の論理の及ばない部分をカバーするというのが“公”の役割なのではないかと思うのですが。。。すべてに市場性・競争性を持ち込むことが果たして社会を豊かで明るいものにするのかどうかは大いに疑問ではあります。
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