小関ブログ

法教育

今日の小田原は雲が多いながら晴れています。
昨日の日経の社会面に「法教育 中学の授業に」という記事があり、横浜の中学での事例が紹介されてました。
「法教育」というのは、子供の頃から法的なものの考え方や司法の役割に親しんでもらう目的で、「裁判員制度」を睨んで、法曹界が旗を振る一策だそうです。横浜では、横浜弁護士会の弁護士が社会科の教諭と共同で準備をしたようです。
確かに、子供の頃から法的な素養を身につけることは大切なことだと思うのです。「裁判員制度を睨んで」というフレーズはちょっと気にはなりますが、子供の教育に目をつけたところはすばらしいと思います。
時代が大きく変わる中で、社会における価値観やその価値観に基づく規範(ルール)も大きく変わろうとしている現代においてこれから社会に出て行く子供たちに法的なものの考え方や守るべきルールを正しく認識してもらうことは極めて大事ですし、今後司法制度改革の進展と共に事後救済社会が整備され、国民一人一人が自己責任で情報を収集し、その情報に基づいて判断をするといった極めて自律性の高い社会生活を余儀なくされることになります。
その事後救済社会において国民の権利を擁護し義務の履行を支援する立場にある私達行政書士も何らかの形で子供の教育にコミットしていくことを考えなければならないと思うのです。

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