今日は、晴れてはいますが、雲が多く、冷たい風が吹いています。
昨日から懸案の「経審虚偽申請防止のためのガイドライン」の原案を作り始めました。この原案をたたき台にして、日行連農林建設WGと全国建行協でもんでもらい、来春には纏めてみたいと考えています。
ただ、あまり分量が多いと読んでもらえないという現実があり、なるべく簡単明瞭なものにしたいとは思うのですが、問題が問題なだけにそれほど簡略化できないものも相当にあるので、難しい作業になりそうです。
しかし、経審に係わる行政書士は全国的にもかなり多くいるわけで、その中には、初心者もいれば、書類作成はするものの建設業法を読んだこともない者や専門家責任をはき違えて“顧客満足度を上げるためには何でもやる”というとんでもない輩もいるわけで、それらの人々を含めて虚偽申請とは何かを説明し、建設業の再生を支援する専門家として、適正な申請をするための指針となるものでなければならないと考えているので、なんとしても成果物として纏めなければならないと決意をしています。
今考えている流れは、はじめに「ガイドライン制定の目的として、現状認識、建設業再生に向けた不良不適格業者の排除、虚偽申請防止のための基本指針を説明し、経審制度の説明、虚偽申請による処分事例、審査における疑義事項などを説明して、適正申請をするための確認事項を書いていこうと思っています。
このガイドラインは、行政の中に拡大しつつある「虚偽申請に行政書士が関与しているという疑念=行政書士性悪説」をくい止め、行政や建設業者、国民からの信用と信頼を獲得するために作成するもので、具体的に実効性のあるものでなければならないという覚悟で頑張りたいと思います。
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