小関ブログ

アメリカは選択を誤った?!!

今日は、まさに雲一つない快晴。雪をかぶった絵のような富士山が顔を出しています。やっぱり、富士山は美しいですねぇ。
アメリカ大統領選挙は、今朝未明にケリー陣営が敗北を認め、ブッシュの再選が確定してしまいました。まったく、マイケル・ムーアが描いた“アホで間抜けなアメリカ白人”が多くいる国であることを証明してもらった気分です。
これでまた、ネオ・コンやキリスト教原理主義者、そして、ライフル協会などといった超保守主義の連中が活気づき、一段と危険なアメリカが台頭してきそうです。
識者は、「2期目は一国主義では行けないので、ブッシュ政権も調整型になる。」と、楽観的な見方をしていますが、アメリカ大統領は、憲法で三選を禁じられているので、この四年間、ブッシュ政権はやりたいことをやってくるような気がします。
イラクでは石油を求め、ネオ・コン指導者のチェイニー副大統領の意のままに戦争をして、チェイニーがCEOをやっていた企業やその傘下の人材派遣会社に大もうけをさせてきたわけですが、それによって、イスラム社会全体を敵に回し、テロを生む環境が広がったことは間違いのない事実だと思うのです。
ブッシュ政権は、対テロ戦争を掲げているわけですが、イスラエルとパレスチナ同様テロに対して武力で対抗すればするほど“暴力の連鎖”を生み出し、テロの脅威は広がるだけではないのかと思うのです。そして犠牲になるのは送り込まれた兵隊であり、その国の非暴力の一般市民や外国からのボランティアたちだったりするわけです。
そういう意味で、世界一強力な軍隊と経済力を持ったテロ国家・アメリカが出現し、キリスト教原理主義者によって異教徒であるイスラム全体を敵とみなし、次はイランに何らかの圧力をかけるのではないかという危惧を強く持ちます。
戦争の世紀であった20世紀から世界全体の安定を築くべき21世紀に移行しなければならないこの時期にブッシュを再選したアメリカの選択は間違っていると私は思います。

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