今日は晴れて朝からギラギラの夏空です。日中の最高気温は35度という予報。芝生の上1mの百葉箱の中での35度なので、路上では40℃近くになるのでしょう。本当に今年は酷暑ですねぇ(汗)。
参議院選挙も終わり、あと3年ほどは国政選挙がない“黄金期間”だそうです。何が“黄金”だか解りませんが、つまりは、世論を気にしないで、どんどん政策を実施できると言うことなのだそうです(今朝の読売新聞社説のTV解説)。
どおりで、小泉首相の「年金法改正に7割の人が反対しているという逆境の中で与党が過半数をいただいた」という訳のわからないコメントも理解できるような気がします。これからは、世論がどれだけ反対しようが、賛成が少なかろうがかまわずに「改革」の名の下にどんどん政府の思い通りに政策を実行していくという宣言のようにもとれます。
この国はどうなっていくのでしょう。選挙後、国会議員に対して「憲法改正」に対する意識を調査した結果が朝日新聞朝刊にありましたが、なんと議員の75%以上が改憲派なのです。案の定、共産党が激減したので護憲派はかなり少数になってしまったようです。この秋の通常国会から早速改憲問題が議論の俎上に載せられることでしょう。小泉内閣の世論無視、国会軽視の傾向がさらに強まる中での改憲論議にいささか不安を感じます。
私は、決してガチガチの護憲派ではありません。今の時代に合わなくなった部分や、基本的人権に付け加えるべき条項があるように考えています。また、自衛隊についても、憲法上の位置づけを明確にした方がよいとも考えています。しかし、そのためには広く国民全体での議論を通じてコンセンサスをつくることが必要であり、権力が独善的に議論をし、そのアリバイによって改憲の方向をつくることには絶対に反対です。この3年の“黄金期間”は、日本の民主主義が試されるときでもあるのかもしれません。
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