今日は曇っていますが、日差しもあります。関東の梅雨明けはまだですが、梅雨はどこへ行った状態のなのに“梅雨明け間近”という表現はピンときませんねぇ。
一昨日から昨日は、女房殿の母親の喜寿の祝いで、久しぶりに箱根の旅館に一泊してきました。たまには温泉旅館というのも風情があっていいものです。箱根は私の事務所のテリトリーの中なので、仕事では行くもののプライベートではほとんど行くことはないので、TVなどで紹介されているのをみてもほとんど知らないところばかりなのです。意外と地元というのはそんなものなのですよねぇ。
昨日の参議院選挙(ちゃんと投票をしてきました。)、夜中まで開票速報をみていましたが、結果は予想どおり自民党が改選議席を下回り、民主党が躍進をするということになりました。が、公明党が改選議席を1議席上回ったので、与党の絶対安定多数は維持されてしまいました。
今朝の日経新聞では、『2+1体制』(=自民、民主の2大政党と公明党、という意味らしい)という表現がされていましたが、確かに、共産党と社民党は見る影もなく惨敗をしてしまいましたので、そういう表現もあるのかもしれません。いずれにしても、今後も政権維持のキャスティングボードは公明党が握り続けると言うことになります。
しかし、本当にこれでいいのか!。。。という思いを強く持ちます。今回の年金法の改正も元は公明党の政策を自民党が取り込んだ結果であり、公明党の支持の下に強行採決をしたという流れでした。経済政策では、自民党と言うよりは官邸(竹中)主導で、公明党がそれを支えるという構図になっていますが、あくまで、新古典資本主義による市場原理を最優先にしながら地域経済を混乱に陥れ、中小企業にとっては痛みしか感じられないというのが実態であると思えます。
この点では民主党の経済政策も、基本的には新古典資本主義の立場をとっており、競争政策を前面に出しています。そういう意味では、アメリカの共和党と民主党の関係と似た2大政党制に向かっているように見えますが、日本という社会の風土には、そうではない選択肢も用意されなければならないと思うのです。
これから問題となってくるであろう憲法改正を考えたときに、“護憲平和”の政治勢力はなくてはならないと思うのです。しかし、今その旗色を鮮明にしているのは、社民党と共産党だけなのです。今のままでは、あまりに弱体であり、護憲・平和の声は多数の前にもみ消されてしまいそうです。
両党は、未だに社会民主主義、共産主義(社会主義)というイデオロギーをかたくなに持ち続けていますが、21世紀型の社会の中ではイデオロギーではない生活者・国民の視点からの政策が重要だと思うのです。そこで、“護憲・平和”という共通の課題で両党が合併をして『国民党』であるとか『生活者党』であるとかの国民にわかりやすい名称で新党を立ち上げくれるとおもしろい選択肢ができると思うのですが、どんなもんでしょうねぇ。
ところで、昨日TVKの選挙速報番組を見ていたら、その中で神奈川県行政書士会のCMを3度ほどみました。このCM、これまでとは違い、広報部のメンバーを中心に多数の行政書士が参加をしてつくっているので、結構リアリティがあり、なかなか面白いものでした。今の執行部もなかなかやるな〜と、思った次第です。
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