今日は、久々の晴れ。ですが、箱根山がほとんど見えないほど霞がかかっていました。
この休みの間、ほとんど頭を使わなかったので、かなりぼけてしまいました。と、いうよりは、意識の問題なのかもしれません。またきちんと本を読んで、意識を高めていかなければならないと思う今日この頃です。
年金未払いの公表問題で「個人情報そのものだ!」といって、自身の未払いを隠蔽しようとしたといわれている福田官房長官が辞任をしたというニュースが流れています。ことの是非はともかくとして、潔さは評価したいと思います。しかし、小泉内閣の要であった官房長官がいなくなるということで、政局に不安定感を生じてしまうのは避けられないと思われます。
昨日予定されていた年金法改正案の本会議決議は、「菅がいない」という理由(冬柴幹事長曰く)で、12日にまで先送りにされ、社会保障制度検討小委員会を設置するという与野党合意で手打ちを行い、これまで指摘されている法案の中身の問題に関する審議をしないまま民主党も賛成に回っての決議となるようです。
年金という国民の生活にとってきわめて重要な影響を及ぼす制度の欠陥や問題点が何も解決されないまま社会保険官僚が作った法案がそのまま通ってしまうとしたなら、ここで盛り上がった国民世論はどうなるのでしょう。私は、そのまま政治不信へとつながり、6月の参議院選挙はさらに低投票率となり、またぞろ公明党の組織票に支えられて自民党が勝つという構図になりそうな気がしています。
そしてその先には、改憲論議が活発化し、かなり“新保守主義的”な方向性をもって社会が変えられていく流れができてくるように思えるのですが、穿ちすぎでしょうか。
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