小関ブログ

“短絡的マーケットソリューション”の方向性?

今は日が差していますが、今日は午後から雨になるようです。
今朝は、5時過ぎに目が覚めてしまい、頭の中で代理権に関する論文書きの構想を思考していました。なので、朝から頭が冴えていますです^^;。
今朝の朝日新聞の社説に「地方の衰退」を何とかしろという論調がありました。大都市圏の地価の下落は下げ止まり復調の兆しは見えるものの大都市圏を離れた地方は、まだ下げ止まらないようです。日本経済全体も、グローバリ経済に直結している大都市圏だけが復調し、地方経済は依然衰退し続けているのが現状です。
小泉内閣の「三位一体」の地方分権の推進というスローガンは、今や完全にかけ声だけになってしまったようで、東京への一極集中はさらに強まっているように見えます。
まさにこれが“短絡的マーケットソリューション信奉”政策の方向性のようです。このままでは、地方経済やそれを支えてきた全国の中小企業は行き場を失ってしまうのではないかという危惧を強く持ちます。
アメリカでは、イラク戦争の是非を巡って、ブッシュ政権中枢のネオコンの責任が問われようとしています。しかし、日本では、閣僚、政治家、官僚を含め自らの政策の失敗の責任は誰も追及されることなく、なんの反省もないままに国民に痛みだけを押しつける政策がまかり通っています。
このままでは、地方経済は多くの地域で破綻をしてしまうおそれがあります。地方経済の活性化を図るためには、地方に財源を移譲するとともに、地域コミュニティの自律的な活動を育てるための意識改革が必要なのだと思うのです。もう日本における“お上”意識は、時代にあった改革を進めるためには障害以外の何者でもないと思うのです。
インターネット・ブロードバンド時代は、国民一人一人が自分の頭で考え、自律的に情報を発信し、情報を咀嚼して利用することが求められます。つまり、ピラミッド型の階層社会におけるような情報の独り占めによる上意下達的な方法で権力の維持は出来ないのです。また、そのような権力に頼った社会も維持できないのだと言うことを私達国民一人一人が自覚をしなければならないと思うのです。

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