小関ブログ

ちゃんとやれマスコミ!

今日は曇り、真っ白な空です。外気温は3.5℃でした。
今朝、起き抜けに昨日のTVタックルを見た家人が『年金の資金運用で3兆円の赤字を出しているのに、責任をとるどころか担当者3人の給与が4千万円も出しているというのは、どう考えても許せない。日本のマスコミはなぜこういうことを追求しないの?』と、えらくご立腹でしたが、まったくですねぇ。
民間で株式運用に失敗して大赤字を出せば、その責任は当然追及され、最悪解雇ということになるのでしょうが、国会で共産党の追求を受けた小泉総理は「株式の運用にリスクがあるのは当たり前」と開き直ったそうです。しかし、そんなことをほっておいて年金制度改革で国民への負担を増やし給付を減らすという議論をされても納得できるわけがありません。
“改革”というのは、まずこれまでの制度の裏で溜まった膿を出し、透明性の高い制度、システムに変えていく作業だと思うのですが、そこには蓋をしてしまい、情報開示どころか、国会での追及に開き直るというのでは、“改革”など出来ようもありません。雇用能力開発機構の雇用保険を使った高額施設の投げ売り問題や、郵貯からの財政投融資で焦げ付いている省庁・外郭団体への不良貸し付け回収問題、そして、年金資金運用の失敗による巨額の赤字問題とあげればきりがないほど多くの問題が、誰の責任も追求されないまま“改革”の名の下での制度・組織の変更によってうやむやになっていこうとしてるように見えます。
一方で、ほとんど税金によってまかなわれている“議員年金”のW受給(地方議員と国会議員)問題は、やっと“これから検討する”段階のようで、現役議員の年金はこのままの状態が続くようです。それに高級官僚の天下りによる退職金問題もそのままになっているようです。
こんな社会でいくら道徳を説いても浸透するわけがないような気がします。この点では、日本のマスコミのあり方は、問われなければならないと思うのです。今朝も、経歴詐称疑惑を追及されている民主党古賀議員の街頭演説生中継をはじめとする報道が盛んに行われていますが、そんなこととはいいませんが、ほかにもっと国民にとって必要な情報の提供の仕方があるのではないかと思うのです。
今日はまだまだ、この件に関しては書きたいことはあるのですが、午前中に1件クライアント会社さんとの打合せが入っているので、ここまでにしておきます。続きはまたの機会に書いていきたいと思います。

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