今日も快晴。出勤時の外気温は1.5℃。空気が肌を刺すような寒さを感じましたです。
昨日の新聞から話題をもう一つです。
昨日付の朝日新聞神奈川版に「湯河原町と真鶴町が合併し、湯河原市に」なることが決まった。という記事がありました。来年1月の合併だそうです。。。そこまで合併協議が進んでいることを知らなかったので、ビックリです。
確かに、湯河原町と真鶴町は、経済的にも地理的にも一つにした方がよいとは思うのですが、どうにも“湯河原市”という名称には違和感があります。何かもっとほかになかったのでしょうかねぇ。
湯河原・真鶴は、神奈川県足柄下郡に属しているのですが、足柄下郡にはもう一つ箱根町があるのです。3町のうちの二つが合併して市になってしまった場合、この足柄下郡という行政区画は1町になってしまうことになります。ほかにも一町になってしまった郡は、神奈川県内にいくつかあるのですが、地方自治法259条2項によって当然に一郡一町になってしまうようです。
“郡”とは、地方自治法施行以前にあった“郡長の管轄する区域”をそのまま受け継いだとされているのですが、現状では、“郡長”なるものは存在せず、その庁舎すらない状況なので、ほとんど地域を特定する名称だけの存在となっているように見えます。もちろん郡には“市”は入れないので、合併によって取り残された町だけが“取り残されているという寂しさ”だけが強調される呼び名という印象になってしまいそうです。
もっとも、今回の合併によって足柄下郡の一町となる箱根町は、世界的に有名な観光地なのでこの名前を変えるわけにはいかないという力も働いたのでしょう。それはそれで良かったとは思うのですが、だとすれば、よけいに“郡”などという名ばかりの制度はいっそ廃止してしまった方がよいのではないかと思うのですが、いかがなもんでしょうかねぇ。
「市に住んでいるやつがよけいなことをいうな」って声が飛んできそうですが、お許しを(笑)。
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